弟とエンゲージリング

 

私には、

弟が1人いる。

そして今日は彼の誕生日。

 

その弟が、ある日、

「お願いがあるねん。

これは、2人にしかできない事やし、

2人にお願いしたい」

 

 

 

 

 

 

と

ビール片手に

めずらしく真剣な顔をして、

 

世界に

1つしかないエンゲージリング

(婚約指輪)

を頼みたい。

 

と。

 

私達にとって、

こんなにうれしい事はない。

 

弟と奥さんになる人の

誕生石を使って、

 

シンプルだけれど、

さらっと

つけてもらえる。

スペシャルな石とデザインを考える。

 

この世で、2人が夫婦になる事。

そのスペシャルな事に、

私達が少しでで関われる。

私達も幸せだなぁっと。

 

 

 

ココからは私と弟の長い長いお話。

たまにブログでも

登場する、私の小言。

 

私と弟は、

きっと相当仲が良い。

私にとって、

弟の存在は、

弟であり、兄であり、父の様であり、

そして友達であり、

そして

何より

人間として縁があるのだと思う。

 

3歳だった私のもとに、

弟という存在が突然やってきた。

生まれた弟に、

私は既に名前を付けていたらしく、

両親が

違う名前を考えていたのにもか関わらず、

 

「私の●●(弟の名前)ちゃん♡。」

 

と呼び始め、

結局彼の名前は、

私が呼んだその名前。

 

そう。

弟の名付け親は、

姉である私。

 

小さい頃の彼はまるで、

天使の様で、

いつでもどこでもくっついてきて、

私もそれが、

かわいくて嬉しかったのだと思う。

お互いお年頃になった時でも、

それでも変わらず

ずーーーっと仲が良く。

未だに、

私にとって彼は特別な存在。

 

ブラコン？

と言われると、

そうなのかもしれないけれど、

絶対そうではない。

とも言い切れる。

 

そんな弟も

気がつけば、

身体はとてつもなく大きくなり、

知らない間に、

しっかりした男の人になっていた。

 

昔から

好きな事に向かってイノシシの様に真っ直ぐ、

突き進んできた私に、

彼が言った一言が未だに忘れられない。

 

「おまえは、お前の好きな様に生きたらいい」

「否定も肯定もしない。

そやけど、いつでもどんな時でも味方や。

どんな時でも頼れ」

 

と。

 

口先だけでなく、

いつでもどんな時でも受けいれてくれる。

私と主人の2人彼の家に居候させてもらった事もある。

 

人懐っこく・よく気のつく奥さんになる子も、

まずは私に会わす。

と真っ先にお披露目してくれ、

2人を見ていて、

自分事の様に、

うれしくなった。

 

日本に帰った時、

夫婦になった2人に会うのが、

楽しみ。

 

最後になったけど、

弟と彼女に、

結婚おめでとう。

 

素敵な時間をこれからずっと2人で共有していけます様に。