極上の小粒石

 

 

 

 

 

小指の爪ほどの大きさの小粒石。

 

 

 

 

 

 

 

ドンッと主張はしないけれど、

 

いつも胸元・首元に

 

そっと寄り添う様に

 

輝く。

 

そんな子達ができた。

 

 

なんだか

とっても気持ち良くて、

 

この日、

目の前のジャングルを歩くと、

 

 

 

さっ。ふわっと。

と私の足元に何かがあたる。

 

 

よく見ると、

歩いている最中に私が触れ、

おじぎしている

おじぎ草。

 

 

普段、

なんとなくそこにあって、

全然気づかなかったが、

 

あたり一面の

おじぎ草。

 

 

足にあたる感覚が、

気持ち良くて、

 

 

手でおじぎ草に触りながら、

走り回ると、

 

順番に

規則正しく、

 

やわらかく

おじぎをする。

 

葉と葉が重なりあった

おじぎ草は、

隣の葉がおじぎすると、

つられて、

まわりの葉もおじぎし始める。

 

その光景は、

まるで、

おじぎ草の葉の上。裏を

小さな何かが

走りながら、

そして何かが流れている様で・・・

 

 

いつもどこにも

自然の不思議と

神秘があふれていて、

私を

その世界へ連れて行ってくれる。

 

今日もこの時に

ありがとう。