今回の旅もいつもと同じ様に始まった。
日本から飛行機に乗り、
そしてバスに数時間。
あとはフェリーに乗るだけ。
私達のアトリエ(の様な場所)
まであと少し。
御世辞にも、
新しい、きれい。安全そう。
などとは、
とても言えない船に乗る。
おそらく日本の中古の船。
ところどころ、
日本語で書かれた、
サインがそのまま残っている。
船着き場に着いたのは、
あたりもまだ薄暗い早朝5時。
身体に感じるか感じないかぐらいの、
霧雨が降る中、
ほぼ、空っぽの
始発の船が
6時を少し過ぎた頃、
ボボボボボボボボッッ。
と大きな音を立てて、
ゆっくりゆっくり進みだす。
進行方向の島側をむくと、
くっきり、はっきり
虹がアーチを作り、
「おかえり」
と私達を、
迎えてくれた。
島側に着くと、
いつもの様に
私達を家族の様に迎えてくれる、
タイの兄(の様な存在)が、
はにかみながら、
車の中から、
手を上げている。
小さな幸せがたくさん詰まった、
この場所に、
また帰ってこれる事。
本当に心地良い。
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