私の誕生日に、
麻炭パウダーを頂いた。
この麻炭を頂いた時に、
全ては
つながっているんだなぁ。。。
と思わずには、
いられなかった。
糸を染めてみた。
実はこの時、
炭になった麻を
この時初めて目にし、
触れた。
柔らかく手にしっとり
吸い付く様な
麻炭。
同時に、
私達のこの麻炭との出逢いを
思い出す。
ネパールの村に居た時の事。
お父さんが朝から何やら作業に追われている。
いつも忙しいネパールのお父さんとお母さん。
そして子供達。
その合間をぬって、
乾燥させた麻の茎を束ねていた。
ここでは、
麻は生活に欠かせない大切な植物。
山の傾斜に段々畑。
作物と作物の間に
麻を植え、
目印に。
更には、
ガスもないこの村では、
麻の茎や枝は着火剤の役目。
そして皮は、
撚ってロープに。
そしてマットに。
種は
普段は採れた野菜や穀物を食べている
山での生活に貴重なタンパク質源に。
乾燥しているここでは、
絞った油は、
髪に体にと。
ここで生活する彼らにとって
とても大切なもの。
ある日本人の方が、
ここの麻で炭を作りたい。
との事で、
この日お父さんが、
茎を束ねていた。
ここでは、
自然と人間が共存している。
そして何ひとつ無駄はなく、
そして無駄にしない。
そして大切に大切にする。
水牛とヤギ・鶏を飼い、
雑草は彼らのごはん。
その水牛からミルクをもらい、
鶏から卵をもらい
ヤギはお肉に。
そして糞は、
野菜を育てる肥料に。
そして家の壁に。
薪木を山からもらい・・・
全てを大切に思いやる事で、
全てまた自分に返ってくる。
ここでの生活はもちろん
決して
楽ではない。
日本で生活している私達には、
恐ろしく過酷。
と思う事も多々ある。
だけれど、
お金で買えない
豊かさが
ここにはある。
またここへ帰りたいな。
そう遠くないうちに帰ろう。
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