牛乳が嫌い。
ずっと嫌いだった牛乳。
ネパールが私の牛乳嫌いを克服させた。
隣の隣の・・村を去る前、
ママと私には、使命があった。
「ボイシを探すこと」
ボイシとは、ネパール語で乳牛の事。
その難しさを肌で感じる事となった。
ネパール人にとってなくてはならない存在の乳牛。
そして、新しい乳牛を手に入れる事は
とても大きな金額が必要。
ミルクの出、性格、金額全てを考え、ある1頭の乳牛に出会う。
その乳牛は家から遠く離れた場所で出会う。
連れて帰ろう。
人間の足で8時間の山道。
水牛と共に歩く。
1歩進んで、
1時間の休憩。
「牛歩」という言葉の
本当の意味を初めて知る。
立ち止まった牛は一向に動かない。
そうやんね。
しんどいよね。牛さん。
今日中にはもちろん帰れない。
牛が歩くと書いて、
牛歩。
今日は近くのおうちに1泊お世話になる。
また明日牛歩を続けよう。
1歩づつのんびりゆっくりでも、着実に。
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